Trump

初めてアメリカに来た時、ESL的なクラスで、アメリカでは政治の話はしないものだと教えられた。ひょっとしたら、トランプの誕生によってこれが変わってきたのかもしれない。僕が住んでいる東海岸(ニューヨーク及びボストン)は伝統的民主党の基盤が非常に強い。リベラルな人から見ると殆どジョークだと思っていたトランプがSuper Tuesdayで圧勝すると、普段全く政治のことを話さない友人もトランプを皮肉るコメントを口走り始めた。
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今日は他の会社の人とランチに行ったのだが、そこでも天気の話を話すような感じで、昨日のトランプのディベートはやばかったよね、的な話をしていた。ちなみにこの話。もうほぼエンタメ番組のレベル
Donald Trump Nearly Turns GOP Debate Into Literal Dick-Measuring Contest

それでオフィスで雑談していたら、カナダ出身の人がアメリカ人はカナダに移住すべきだと冗談で話していたりとか、ボストンのラーメン屋である”夢を語れ”で、ポストトランプのサバイバルが夢だと語っていた女子大生もいた。MITでこういうAIツールを開発している人でてきた。
MIT Researcher Creates Donald Trump AI Twitter Bot Using Deep Learning Algorithm
まぁ僕には投票権がないのだが、今回の選挙はアメリカの世論を二分する争いになっていることは確実だし、米国が移民国家であり続けられるかどうかの曲がり角に来ているかもしれない。

Google Cardboard

Oculus Riftを試したのがすでに半年以上前だが、Vrse(http://vrse.com/)にU2のライブ動画がアップロードされたので、10ドルくらいのGoogle Cardboardを買ってみた。
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まだOculusを試していない方、この10ドルの価値はあります。
Walking New York
Evolution of Verse
がおすすめ。
一回試すと、これがエンターテイメントの未来という確信が持てる。
来年にもMagic Leapがプロトタイプを出すらしいが、VR/ARの進捗からは目が離せない。

The End of Two Years MBA

二週間ほど前にMIT Sloanから卒業した。二年目以降まともに授業に行かず、スタートアップに打ち込んでいたので、どこまで参考価値があるかわからないが、備忘録代わりに二年間の感想を書き留めておきたい
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-アメリカに来たことは良かった
こんなこと書くとアドミッションに怒られそうだが、僕にとってMBAの最大の価値は合法にアメリカに来て、それなりのネットワークが作れて、そのままアメリカで活躍する機会をくれたことにあると思う。ソフトバンクの孫さんが、これからは中国とインドが世界の二大経済大国になると株主総会で言っていたが、0から1へのイノベーションの多くはまだアメリカで起こっていると思うし、この二年間アメリカの底力の強さに何度も驚かされた。これからの数年間のベースをアメリカにおくことはこれからの人生にとって大きな意味があると思う
-アメリカで生きていけるスキルセットを得た
新卒で外資系のコンサルに入ったが、正直英語のミーティングは苦手だった。中国語と日本語はネイティブだが、世界はそれよりもはるかに広い。英語によるグローバルな情報をシームレスに入手すること、グローバルな環境でハンディキャップなく自分の力を発揮することが、なんとなく出来てきたのはこの二年間のおかげだ。また言語以外にカルチャーに対する理解も格段と深まり、少なくとも表面上はより溶け込めているように見えているはず
-授業よりもブランド及び人のネットワーク
アメリカという国以外に得たものでいうと、やはりMITのブランド及びそれに関連する人のネットワークなのではないだろうか。正直な話、今までアジアで培ってきたブランド価値の殆どは世界で全く価値がないに等しい。MITという世界に通用するブランドを得たことは強力なツールになると思う。またこのブランドに集まってきている多くの人がいて、幸いスローンはMBA以外のつながりが多く、ネットワークはかなり広がった気がする。特に教授の力は思ったよりもすごく、これは今後継続的にインパクトを与えてくるだろう。その一方で多くの授業の内容はつまらないし、今時点で思い出せるものがすでに少ない。学費の多くが授業の提供に費やされているのであれば、MBAプログラム自体にイノベーションが必要だ
-お金に対する感覚
MBAに大量の学費を払った結果、学校から教育ローンを借りることになったし、日頃の出費も見直すようになった。以前は借金なんて絶対借りることがないと思っていたが、借金の意味やそれの活用の仕方がうまくなってきたと思う。以前から出費は少ないほうだと思っていたが、また学生に一度戻ったおかげで、さらにリーンになった気がする。これからの数年間はスタートアップでキャッシュがタイトな状態であることを考えると、これはきっと良いことなんだと思う

Bento's time

ANAの機内誌に「おべんとうの時間」というコラムがある。
僕が社会人になって出張が多くなったときからあるみたいだから、結構続いているようだ。

そこで描かれているには、本当に普通の人々。
小さい町で生まれて、そこで育ち、近くで職について、家族と一緒に暮らす。
そういう人々の生き様と弁当箱の中身を淡々と書いていくコラムだ。
僕は小さいころから引越しを繰り返し、高校から親元を離れて暮らし、
社会人になってからもいろんな仕事をノンストップでやってきて、
いま気がついたらボストンにいて、この先どうなるかもよくわからない。
そういう意味で、僕のおべんとうがこの雑誌に載ることはないだろう。
それでも、なぜかANAに乗るとこのコラムをいつもしみじみ見てしまう。
心の奥底にある一種の憧れと幻想があるのかもしれない。

Moto 360

一年ぶりにiOSからアンドロイドに乗り換えた。
主な理由はスマートウォッチを使いたいから。
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Apple Watchの発売を心待ちにしていたのだが、何だか成金のおっさんがつけそうなデザインだし、いつ手に入るかもよくわからない。その他のスマートウォッチの中では、Moto360が圧倒的に優れていたので即決した。
ウェアラブルの領域では、フィットネス系に始まり、Google Glassが続いたが、スマートウォッチの波がいま来ていると思う。これがGoogle Glassのようにコンセプトだけで終わるのか、それともフィットネス系のようにニッチな存在にとどまるのかを見極めるには、まず自分でつけてみないと仕方ないと思ったのだ。
理論的に考えると、スマートフォンで入手する情報には、数秒のみ確認すればいいものと数分間見る必要があるものがあるので、デバイスが違って当然な気もする。一秒間の情報を確認するだけでいいのに、スマホを取り出すだけで3秒もかかったら本末転倒感が否めない。
しかしながら、ウォッチはアウトプットのスペースが狭い上に、インプットの手段も限られてくるので、いかに適切なタイミングで適切なメッセージを送るかがUXの鍵だと思っている。その点GoogleはすでにGoogle Nowを通じてカード型のノーティフィケーションをしばらく実践していたので、経験値は溜まっている。
使ってみて5日間くらい経つが、一言で言うとまだコンセプトレベルに留まっていると思う。個人的に数秒のみ確認したい情報は、時間、天気、次のスケジュール、重要なメッセージ(メール、フェースブック、その他IMアプリ)だと思うのだが、最初にプッシュされてくるものは大体違う上に、インプットがスワップしかできないので、探したいコンテンツも見当たらない。加速度センサーとマイクが付いているのだが、時間を見るのにも、大抵の場合画面を押さなければならない。とすると結局はスマホかPCで確認することになる。
まぁ、デザインは悪くないし、250ドルでつけても恥ずかしくない時計が手に入ったと思えばそんなに損した感じもしないのだが。時計は本質的にはもはやファッションアイテムなので、唯一の機能である”時間を確認する”で時計に負けなければ、他の機能がコンセプトだけでも、意外に結構売れるのかもしれない

Clay Christensen

マッキンゼーの卒業生むけのウェブセミナーに参加。Clay ChristensenとマッキンゼーのグローバルトップであるDominic Bartonの対談だった。
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Clay Christensenのイノベーションのジレンマを大学一年生頃に読んだのだが、その衝撃は今でも覚えている。直感に反するにも関わらず、シンプルで本質を突く理論。これが本格的に僕がコンサルティングに興味を持ち始めたんだと思う。勿論現実的にはクライアントにどう腹落ちさせるかのほうがよっぽど重要なのだが。
なので、Christensenは僕にとって結構スペシャルな存在だ。残念ながら、今日の彼の言っていることは、イノベーションのジレンマからあまり進化がない。同じフレームワークを使って、コンサルティング業界やビジネススクールを分析しているが、其処からイノベーションは感じられなかった。
業界・テクノロジーの進化は常に一個人の進化より早い。どんなに時代の先端を行っている人間もそれを忘れてはならない。

Muscle training

ボディビルディングの元日本学生チャンピオンの方と一緒に筋トレした。
これは僕の偏見だったのかもしれないが、筋肉バカという言葉が体現しているように、筋肉もりもりの人は大体思考が単純で、筋トレ自体も殆どは気合だと思っていた。今日のトレーニングで、少なくともトップレベルの方は全くそんなことなく、むしろ非常に繊細なスポーツという事がわかった。
筋トレを極めるにはまず体のどこにどういう筋肉が付いているかを熟知する必要がある。筋肉の難しいところは外からは見えないので、実際意識している部位が合っているかどうかもわからない。しかも当日のトレーニングやその後の休養及び食生活を科学的に考えて、筋肉を育てないといけない。恐らく上級者になってくると、一般的なトレーニングメニューでは満足できなくなり、生理的なメカニズムに基づいて自ら開発をしていくことになるんだと思う。一緒にトレーニングをした方は、東大の出身だけに、非常に理論的なところの応用がうまかった。
これはスポーツに共通するところかもしれないが、一旦痛みを乗り越えると成長する。元チャンピオンの方は、二頭筋をトレーニングで切っても手術ではなくトレーニングで治したりとか、試合前日の減量のためにヴォッカを飲んで脱水したとか、塩分を一切取らずに細胞液を絞りだすとか、そういう過激なトレーニングをされていた。アメリカで、ビジネスパーソンがスポーツの精神から学ぶ理屈が少しわかった気がする。

iPhone to Galaxy

先月iPhoneをなくしてしまってので、モトローラの古い携帯でなんとか我慢していたが、遅さに耐え切れずGalaxy S3を購入した。もちろん、iPhone5を買うという選択肢もあったのだが、iPhoneを無くしたのにまた買うのもちょっとだったし、それよりも今後伸びると思われるアンドロイドの中で最も売れているGalaxyシリーズを試して見ることにした。
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使い始めて二日間、感想を書いてみると
1.画面が大きい
実はこれが最後までGalaxyの購買を踏みとどまらせていた理由だが、使ってみると意外と悪くない。特にiPhoneを使っている友人の画面を覗きこむと、ちょっと小さく感じる。パンツのポケットにも入るし、表示できる情報量が多くて助かる
2.早い
これは発売当初から言われていることだが、確かにスピードは早い。しかし、僕は基本ビジネス目的でしか使っていないので、以前使っていたiPhone4Sと比較してもあまり体感速度に変わりない気がする。むしろ、インターフェースの作りこみ的に、iPhoneのほうが優れているので、iPhoneのほうがスムーズに感じられたりする
3.モーション機能はあまり意味が無い
あなたを理解するスマートフォンGALAXY S3というキャッチフレーズがあるが、Galaxyの目玉機能であるモーション機能はあまり使えない。発想自体は悪くないのだが、細かいところのちょっとの作りこみが甘く、継続的に使おうという気にならない。今後乞うご期待という感じだが、アンドロイドを使っている限り厳しいところもあるかもしれない
4.PC側のソフトが不安定
Samsung Kiesというのが、PC側のソフトなのだが、これが非常に不安定。iTunesからPodcastを読み込もうとしたが、10回試してもすべてどこかでフリーズし強制終了した。結果的にサードパーティのソフトを使うことになるのだが、これも端末側の不安定さを増長する一因となる。Windowsにも言えていることだが、Appleの生態系は閉じられているので、圧倒的に管理しやすいし安定的だ