i-teams

今学期からi-teamsという授業をとっている。MITの各学部から代表的なラボ(ノーベル賞が数人いるレベル)を呼び寄せて、最先端のテクノロジーをプレゼンさせ、MBA等のビジネス系の学生とチームを作りそれを市場に送り出すというものだ。ザ・MIT的な授業だ。
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MITは今では有用なアプリケーションは多数世に送り出す大学として知られているが、昔は基礎研究に勤しんでいたらしい。しかし70年台にベトナム戦争が泥沼化し、米国財政が厳しくなったところで、米国は大学の予算をカットする代わりに、発明した特許は大学に帰属するように制度を変更した。その結果、各大学は実用向けの研究が進み、DARPA等の公的機関や各業界の民間企業とのコラボも進んだ。
MITはその中でも成功している方で、年間予算2000億円の内、約10%が特許のライセンスフィーとのこと。因みに、1%の特許が99%のライセンスフィーを生み出している。もちろん、優秀な教授と学生がその源泉なわけだが、MITの教授は2割の時間を自分の好きなことにつかっていいし、サバティカルも結構取れる。テニュア・トラックを完了するまでの52%の時間しかMITの研究に使っていないらしい。特許が取れたら教授が発明者として登記され、金銭的にも恵まれる。
アジアの大学がここまでのエコシステムを作るには、まだまだ時間がかかるだろう。

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