Peking Univ at MIT

昼に北京大学の訪問チームとのランチセッションがあったので参加してきた。どうせ税金の無駄使いに近い観光視察だと思いきや、若手の教授が学生を連れて、結構本気でMITのイノベーティブなカリキュラムを学ぼうとしていた。
MITには学部横断型の授業が多数あるが、ある北京大学の女性教授が昨年それにビジットした際に感銘を受け、今年似たフォーマットで北京大学で新しいクラスを開設したらしい。初回だったのであまり上手くいかず、今日セッションに参加したMIT側の学生からフィードバックを聞き熱心にメモを取っていた。
中国の大学とMITの違いを比較し、イノベーションの創出について多くの議論があったが、印象に残ったポイントを書き留めておきたい
-MITでは教授が授業に対するコミットが非常に高い。カリキュラム(チームワーク、宿題等)は全部オリジナルだし、学生やTAのフィードバックを真摯に受け入れて改善を図っている。東工大もそうだったが、中国の大学では教授はどれだけ論文を発表できたかで評価される傾向がつよい
-東工大でもそうだったが、学部間の交流が殆どない。ある北京大学の教授は、この10年で仲良くなった他学部の教授は二人しかいないと言っていた。それとは対照的に、MITでは学部横断型のクラスが多数あり、その他イベント、パーティが山のようにある
-”Mens et Manus”というのがMITのmottoなのだが、工学系の学部では実社会に応用できてなんぼというスタンスで研究に望んでいる。授業の課題も実社会に近いものが多いし、ゲストスピーカーも良くクラスに登場する。ベンチャーを始める教授も多数おり、実業界との交流が非常に多い。一方で北京大学を始めとするアジアの大学は、まだ象牙の塔に閉じ困っている印象
学部生の頃は、世界大学ランキングを見る度にアメリカの大学を依怙贔屓していると思っていたが、こっちに来てみると本当の強さがだんだんわかってきた。学ぶことはまだまだ多い。

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