Shopping

先週末あたりから日本に帰ってきている。
たまたまメガネと携帯を買い換えたので、その話をシェアしたい。
まずはメガネ。
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今度JINSの社長に提案に行くので、メガネを買っといたらポイントがアップになるかなという下心でお店に行ってみたら、思わず買ってしまった。デザインもレンズも悪くないし、なによりも圧倒的に安い。僕が買ったearthとのコラボメガネはレンズ込みで5,900円。メガネケースもちゃんとしている。しかもたったの30分で作ってくれた。確かにいま僕がメインで使っている999.9のメガネには及ばないが、価格は10倍くらい違う。メガネ業界の構造を見事に破壊したと思う。まさにメガネ業界のユニクロといったところか。
次に携帯。
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こちらもたまたま電気屋さんでぶらぶらしていたら、店員さんが話しかけてきて、よくよく聞くといまのソフトバンクからauに乗り換えると、iPhone4Sが無料でもらえるらしい。どうせ高額なパケットし放題プランに2年間加入させられると思いきや、そんなこともないらしい。ということで、5年も使ったガラケーからiPhone4Sに進化した。その後DocomoとSoftbankにも行ってみたが、同様のキャンペーンはやっていなかった。一人の顧客から稼げる生涯価値はほぼ同じはずなので、KDDIはとりあえず赤字覚悟でユーザーを獲得したいのだろうか。

Instructor at Globis Shanghai

今日はグロービス上海講師研修の最終日。
次に登壇するときは、お金を払った受講者の皆さん相手に話すことになる。
グロービス上海は今年設立されたので、私はその講師第一陣。
ちなみに、担当講座はクリティカル・シンキング。
コンサル時代にも、クライアント向けのトレーニングはやってきた。しかしグロービスは教育で商売しているだけあって、結構メソッドの奥が深い。如何に正しい問いを正しいタイミングで正しい相手に問うかで、学びの効率が全然変わってくる。講師の持っているものを伝授すると言うよりも、受講者に必死に考えさせることで、学びを最大化させることは、個人的にはパラダイムシフトだった。
どんな分野でも一番まで極めた会社は凄いものを持っている。

Learning from half a year start-up journey

コンサルタントの職を辞し、上海でベンチャーをやり始めて早半年。
ここまでの道筋で、感じたことを書き下してみたい。
-ベンチャーが成功するかどうかは事業計画書よりもチームを見よ
元々立てていた事業に対する見立ては面白いほど外れる。やはりその業界の外からと中からでは、見えているものが違うので、今となっては笑い話のような仮説を立てている。となると、プランAに次ぐプランBが必要なのだが、これを作成するチームは変わらない。VCもエンジェルも結局は事業計画よりもチームを見ている。結局のところ、最初に作った事業計画はほぼ100%外れるのだから。
-立ち上げ期は、仮説検証のサイクルを回すスピードにかかっている
最近流行りのリーンスタートアップで書かれている通り、ベンチャーの立ち上げ期はひたすら仮説検証のサイクルを回し続ける。その検証サイクルを回すスピードと仮説をたてる精度がベンチャーの立ち上げスピードを決める。一回のサイクルで多くのものを検証しようとすると間違いなく失敗する。サイクルをがむしゃらに回しても、決して前には進まない。
-戦略コンサルは極めて特殊な世界で、多くの業界常識は一般社会で通用しない
コンサル時代から薄々感じてはいたが、戦略コンサルは極めて特殊な世界。向上心の固まりで、競争を勝ち残り、自信満々な若い連中の塊だ。一を言えば百をやってくれる。コンサルで上手く行ったとしても、一般社会でうまくいくとは全く限らない。コンサルを数年やって天狗になっている人は、一度物を売るという商売の基本に立ち戻ったほうが良い。
-中国で伸びている業界は例外なく資本力が成功する鍵の一つ
今の世界経済を中国抜きには語れない。好き嫌いはさておき、世界中からキャピタルが中国に流れ込んでいることは事実。お金が集まるところには、世界中からトップクラスの人材もうじゃうじゃ集まってくる。ということで、少しでも有望な業界には、一瞬で過剰な資金が投入される。その結果、健全なマージンをはるかに下回る競争が繰り広げられ、資本力がないプレーヤーは一瞬で飲み込まれる。皆まずはシェアを取り、そこから上場するプランを描いていて、儲かろうと考えているプレーヤーは淘汰される。
-ワーク・ライフ・バランスは嘘
少なくとも、ベンチャーをやっている限り、ワークはライフの中にあり、ライフの中にワークが存在する。両者の間にある境界線は限りなく薄い。結局のところ、仕事が楽しくないとやっていけないし、すべてが仕事になるとその中にライフを入れて行かざる負えない。ワーク・ライフ・バランスというのは、あくまで大企業のリクルーティング向けの宣伝文句で、何かを得るには何を犠牲にするしか無い。
-意外と重要なのが、キーパーソンとのコネクション。一つの機会で会社が変わる
ベンチャーは、人、モノ、金のいずれのリソースも常に逼迫している。その中で、一つの新しい機会がもたらすリソースはベンチャーの道筋を大きく変えることになる。振り返るとポジティブな事業方向の展開はすべて外部の機会がもたらしてくれた。当然ながら機会は人との出会いの中で生まれる。前職と時間の使い方が大きく変わったのは、人に会う時間が圧倒的に増えたことだ。
-大企業で成功する人は、ベンチャーでは成功しない?
ベンチャーは、不確実性の塊だ。冗談抜きに2週間後会社がどうなっているか正確には予測できない。コンサル時代にヤバいと思ったレベルの変更は、日常茶飯事で起きる。その不確実性に慣れていき、良い方向に誘導できないと、精神的に参ってしまう可能性が高い。大企業の管理職は、すでに出来上がったものを管理するわけだから、オペレーションを以下にうまく回すかが鍵。成功したベンチャー社長と大企業管理職をスイッチしたら、両方共失敗する確率が大きい
-事業ドメインの選定と参入タイミングで勝負の6割は決まる
ベンチャーをやり始めてから、お金に関する感度が格段に高まった。そこで気がついたのは、美味しい業界と全く儲かる見込みがない業界が存在するということ。ダメなドメインで戦っても結局負け戦ということを身にしみてわかった。もちろん美味しいドメインには参入するプレーヤーも多いので、いつ参入するかが極めて重要な決断となる。
-人材の採用は、スキルよりもキャラクター
中国の人材市場は、毎年2割のスピードで賃金が上がっていく。それ故離職率が半端無く高い。なので、僕の時間の2割くらいは採用、昇進、昇給関連に使われている気がする。もちろんベンチャーなので、即戦力が欲しいところなのだが、半年のスパンで見ても、キャラクターが優れている人を取ったほうが断然お得だ。スキルなんていくらでも学べるし、それよりも仕事に対する姿勢がインパクトを生む。
-中国当局との関係構築、各種規制に対する深い理解は極めて重要
この半年、我々がネット上で事業を展開していることもあり、何度も営業停止の一歩前の状態に直面した。ネット規制を掻い潜るためのVIEストラクチャーの構築にも1年と9ヶ月もかかってしまった。後から考えると、多少お金を払ってでも、その世界のプロに託したほうが結局は安上がりになったものが多い。白酒で肝臓を壊すにもそれなりのお金はかかる。