Trip to Tibet and North Korea Vol.4

北朝鮮の治安はいい。間違いなく世界トップレベルだと思う。多少の軽犯罪を除くと一般的な刑事犯罪はほとんどないそうだ。日本ではよく北朝鮮崩壊論が持ち出されているが、実際平壌に行ってみると、人々はとても素朴で、社会もかなり安定している。慢性的な燃料不足のため、バスの便数は極端に少なくなっているわけだが、市民は本を読みながら、200メートルの列を並び、バスを待つ。ひょっとすると中国よりも安定なのかもしれない。
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いくつかの事実を総合すると、北朝鮮の国民向けのロジックが分かってきた。まず朝鮮戦争以降、米国は引き続き武力による南北統一を狙っており、北朝鮮最大の敵である。北朝鮮は決して軟弱な国ではないが、世界最強の米国と闘うことになると、やはりそれなりの消耗が生じる。それが、いまの貧しさにつながり、それを打開するために核兵器というわけだ。簡単にいうと、米国が悪の枢軸であり、北朝鮮不調の原因はすべてそこにあるということである。確かに言われてみれば、それほどおかしな論調ではないし、子供の時から聞かされていれば自然と頭に刷り込まれるのだろう。
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旅の目玉は、やはり10万人のマスゲーム「アリラン」だろう。世界最大のスタジアムのスタンドに5万人が座り、人工的な5万ピクセルの画面を作り上げる。そして、グランドには立ち替わり5万人のダンサーがいる。そのスケールの大きさと完璧に計画されたショーに、圧倒されるばかりだ。ちなみに、この10万人はみなボランティアで、学生やサラリーマンから志望者募っているらしい。練習に半年かかり、マスゲーム自体は3か月公演される。北朝鮮の人口は2000万人なので、200人に一人は毎年ほぼ1年をこのショーに費やすということだ。これができる国は、地球上でほかにいないだろう。
見たほうが早いと思うので、動画を少し。
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北朝鮮のテレビ。週末を除き、チャンネルはこの一つしかない。
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