Stand under a waterfall, meditation

先日ラックファクターメンバーの一人と、一泊二日で滝行、瞑想の旅に行ってきた。本当は夏前にラックの全メンバーで行く予定だったが、それが登山合宿になってしまったので、滝行、瞑想合宿は中止となった。そのリベンジも兼ねて、青梅御岳山にある「静山荘」にお邪魔してきた。
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○滝行
滝の激流でかなり痛いのかなと思っていたのだが、それよりも凍りつけるような水温が関門だった。まずは滝のそばで、ふんどし一丁に着替える。そして神道の様式に則って、神への言葉を唱える。己を捨てて、山と一体になることをイメージするように言われるのだが、滝に入った瞬間、もう立っているのが精一杯。30秒ほどの滝行が終わると、すでに全身震え上がっている。これぞ修行という感じだ。
○瞑想
瞑想は、座禅のようなものをイメージしていたのだが、いたって現代的心理療法のようなものだった。瞑想後は、蓄積されたエネルギーを使って簡単なエクスサイズをするのだが、自分でも信じられないような現象が普通に起こってしまう。科学の限界を垣間見た瞬間だった。

Trip to Tibet and North Korea Vol.4

北朝鮮の治安はいい。間違いなく世界トップレベルだと思う。多少の軽犯罪を除くと一般的な刑事犯罪はほとんどないそうだ。日本ではよく北朝鮮崩壊論が持ち出されているが、実際平壌に行ってみると、人々はとても素朴で、社会もかなり安定している。慢性的な燃料不足のため、バスの便数は極端に少なくなっているわけだが、市民は本を読みながら、200メートルの列を並び、バスを待つ。ひょっとすると中国よりも安定なのかもしれない。
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いくつかの事実を総合すると、北朝鮮の国民向けのロジックが分かってきた。まず朝鮮戦争以降、米国は引き続き武力による南北統一を狙っており、北朝鮮最大の敵である。北朝鮮は決して軟弱な国ではないが、世界最強の米国と闘うことになると、やはりそれなりの消耗が生じる。それが、いまの貧しさにつながり、それを打開するために核兵器というわけだ。簡単にいうと、米国が悪の枢軸であり、北朝鮮不調の原因はすべてそこにあるということである。確かに言われてみれば、それほどおかしな論調ではないし、子供の時から聞かされていれば自然と頭に刷り込まれるのだろう。
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旅の目玉は、やはり10万人のマスゲーム「アリラン」だろう。世界最大のスタジアムのスタンドに5万人が座り、人工的な5万ピクセルの画面を作り上げる。そして、グランドには立ち替わり5万人のダンサーがいる。そのスケールの大きさと完璧に計画されたショーに、圧倒されるばかりだ。ちなみに、この10万人はみなボランティアで、学生やサラリーマンから志望者募っているらしい。練習に半年かかり、マスゲーム自体は3か月公演される。北朝鮮の人口は2000万人なので、200人に一人は毎年ほぼ1年をこのショーに費やすということだ。これができる国は、地球上でほかにいないだろう。
見たほうが早いと思うので、動画を少し。
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北朝鮮のテレビ。週末を除き、チャンネルはこの一つしかない。
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Trip to Tibet and North Korea Vol.3

僕の周りに旅好きと自称する人間は多いが、それでも北朝鮮に行ったことがある人は皆無だ。その一方で、北朝鮮のトピックは、日々お茶の間を賑わしている。そんな遠いようで近いような北朝鮮に、一人で乗り込んできた。
共和国の首都である平壌へ行くには、空路と陸路がある。僕が選んだのは、中国国境の町-丹東から、国際列車で行く方法だ。丹東から平壌の距離は220キロ、北朝鮮最速の列車に乗り8時間ほどで到着する。これが、北朝鮮スタンダードだ。
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北朝鮮での旅の始まりは、まず金日成銅像から始まる。なぜなら、すべての北朝鮮人民は平壌に来ると真っ先に金日成銅像へと向かう。外国人としての僕も、その習慣を尊重する必要があるからだ。周りの平壌市民と同じように花束を買わされ、「偉大なる金日成主席万歳!」と唱えた僕は、北朝鮮での旅行は自由がないことを思い知らされた。それを含めて、北朝鮮の習慣なのかもしれない。外国人が泊まるホテルは、町の中心部を流れる川の中島にあり、ほぼ脱出不可能。観光中もガイドから50メートルぐらい離れると必ず紳士的に連れ戻される。
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平壌という街は、広告マンにとっての悪夢である。あたりを一周見渡しても、広告の影も見当たらない。その代わりにあるのは、「21世紀の輝く太陽、金正日将軍」というキャッチコピーだ。これを思いついたコピーライターはすごいと思う。低く見積もっても国内シェア50%以上、前人未踏の領域だ。道路もちょっと変わっている。走っている車はカウントできるほど少ないのに、交差点には必ずといっていいほど警察がいる。しかもほとんどが婦警だ。
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街ゆく人の服装に注目すると面白い事実がわかる。女性は必ずスカートをはいている、どの年齢層の女性でもだ。しかも大多数の人は、ストッキングにハイヒール。男性も非常にフォーマルな格好をしている人が多い。いろいろ原因を考えたが、すべての服装が配給制になっているという仮説に至った。つまり女性には、スカートしか支給されないのである。高校の制服と同じシステムだ。
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服装だけではない、ほとんどすべての事柄が北朝鮮では計画されている。計画経済であることはもちろん、大学の専攻から、結婚相手、住宅、食糧まで、身の周りのすべてが計画済みだ。都市も完璧に計画されており、都市部から郊外の境目が非常にはっきりしている。朝の7時半にみな仕事に行き、6時に帰宅する。すべての国民は仕事を与えられるので、それ以外の時間帯では、通行人をほとんど見かけない。
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そもそも北朝鮮は、経済的には世界最貧国ではないと思う。より貧しい国にも行ったことはある。しかし、それでも強い違和感を覚えられずにいられないのは、北朝鮮の現実と計画のギャップがあまりにも大きいからだ。市民は米すら満足に食べられないのに、アジア最高のホテルが建設中で、世界最深の地下鉄がある。ハードウェアは計画できるのだが、ソフト面がまったく付属していないので、非常に歪な国となっているのだ。

Presentation for the real client

以前のエントリーで書いたように、某外資系消費財メーカーに対して、ソフトコンタクトレンズのマーケティング提案をしている。アンケートにご協力頂いた方、本当にありがとうございました。
先日クライアントの本社に行き、中間プレゼンをしてきたので、ご報告をしたいと思う。
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社名と商品名が分からないように調整をしたので、ロジックが多少飛んでいます。
ビジコンには何回も参加したが、実際のクライアントに提案するのは今回が二回目。簡単な感想を。
○正しい提案でも、クライアントに受け入れてもらうとは限らない
絶対に正しい提案は存在しないと思うが、客観的に判断してベターな提案を存在する。しかしながら、クライアントにはいろいろと制限条件があり、必ずしもそのベターな提案を飲み込むとは限らない。制限条件を明らかにし、それらを突破していくのが、コンサルタントの腕の見せ所だろう。ベターな提案ができることは、そこまで凄くない。
○ロジックの正しさは、ほとんど評価されない
社内の研修であれば、まずコンサルタントとしてのロジックの正しさが評価される。ロジックが飛んでいるかどうか、もれダブりがないかどうかなどを、スライド一枚ずつじっくりとレビューされる。しかしクライアントにとって重要なのは、バリューのある提案であり、ロジックの正しさはどうでもいい。限りなくMECEな提案でも、実際に意味のないものである可能性は大いにある。
10月上旬に最終プレゼンをおこなうので、今回得たフィードバックをもとに、提案をさらにブラッシュアップしていきたい。またアンケートをお願いする際には、よろしくお願いします。

Trip to Tibet and North Korea Vol.2

チベットへの道は厳しい。ラサの標高で3600メートル、富士山よりちょっと低いぐらいだ。ちょっと郊外に行くと、酸素が地上の半分、 樹木も生えない標高5000m、人間が生存できる限界の高度だ。
ここで問題となるのが、高山病。高山病は年齢や、性別、体力の有無など関係なく、かかる人はかかるらしい。体の状態を自分でコントロールできないのは、嫌な気分だ。結果的には、ちょっと眠たくなったり、頭がすこし痛くて寝つけられない程度だったが、高山病に対する恐怖心が薄れることはなかった。
チベットと言えば、3月に騒乱が起きたばかり。町は武装警察で埋め尽くされ、主要な道路はいたるところにチェックポイントが設置してある。前回騒乱の導火線となったチベット寺院については、厳重な警備態勢が敷かれている。漢民族の僕にとっては、非常に安全な環境だといえるが、チベットの人たちはどう感じているのだろう。
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チベットが注目される理由の一つとして、その独特な宗教にあるのだと思う。しかし、文化的にも、宗教的にも、チベット民族は、大陸の文化に強く影響されていることが確認できた。僧侶の数は1945年時の10分の一にも満たないし、チベットの民族的な服装を着用している人は非常に少ない。町の看板は確かにすべて漢字とチベット文字の両方で書かれているが、チベット文字は申し訳程度におかれている場合がほとんどだ。そもそもラサ市の3割の人口は四川省からの移民だと聞いた。もちろん今でも、一般的な住民のチベット宗教に対する信仰は厚いが、これからの若い世代に関しては未知数だ。
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チベットの騒乱は、その観光業に大きな打撃を与えた。海外の観光客は政府の規制でほとんどチベットに入れないし、大陸からの観光客も5割以上減少しているとのこと。これはただでさえ貧弱なチベット経済にも影響を与えていると思う。僕が見る限り、チベット独自の産業といえるものは農業しかない。チベットの山岳帯に生息する牛科の動物「ヤク」の飼育とハダカムギの栽培である。その農業ですら、野菜と米を十分に調達できないので、内地から輸入するか、四川人が育てる温室野菜を買うしかない。第二産業に関しては、軽工業もないに等しく、ほとんどの商品を大陸から輸入している。このような状況下で、チベット人の暮らしが、漢民族よりよくなることは考えにくい。
チベット社会の不安定は、経済的な要因もある。漢民族とチベット民族の格差だけではなく、チベット民族内部でもかなりの収入の差が見られる。観光客を相手にしている、または気候や地形の関係で高価な農産物を収穫することができるチベット人は、それなりに豊かだし、内地の支援も受けているので、現状にそれなりに満足しているものだと思う。しかし、北に行けばいくほど、伝統的な生活スタイルを保ち、市場経済にうまく入り込めない人々を目にする。もちろん、中国内地の格差も相当すごいものがある。格差自体はある程度仕方がないと思うが、格差の形成過程が非合理的である場合、社会が安定的に成長するのは難しいと思う。
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