十戒

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洋画ドラマ -クラシック
THE TEN COMMANDMENTS
1957年アメリカ
監督:セシル・B.デミル
脚本:アエネアス マッケンジー 、ジェシー ラスキーJr. 、ジャック ガリス 、フレデリック M フランク
出演者:チャールトン・ヘストン 、ユル・ブリンナー 、アン・バクスター 、エドワード・G.ロビンソン
初めて宗教映画と言うものを見た。新鮮な体験だった。
まず、50年代に作られていることだけあって、映画編集の手法が現在と大きく異なると思う。いちばん目立ったのが場面と場面のつなぎ目である。音楽と映像がひどく不自然なのである。うまくいえないが、どこでもドアで一気に瞬間移動したような感じがする。また、脚本自体が単純だ。登場人物の感情も分かりやすいし、手のひらを変えたようにすぐ変わる。まるでみんなが子供のようだ。
この映画は宗教映画だけあって、ユダヤ教の啓蒙には非常に向いているでしょう。神を信じるものは救われ、神に逆らうものは罰せられるという非常に簡単な原理を繰り返し述べている。さて、日本にはこのような類の映画あるのだろうか。ぼくが知る限り、戦前の天皇をたたえる映画以外ほとんどないに等しいと思う。実際のところ、映画以外でも、宗教が現代日本社会に与える影響は大きいとはいい難い。
ひとつの原因は、戦後GHQによる徹底的な意識改革だろう。アメリカの占領戦略は、思想洗脳を伴わない。いままでの殖民地は皆本土の文化を強要させられるが、アメリカは文化の面においてほとんど口出ししなかった。その結果、熱狂的な天皇崇拝はなくなったが、それを埋めるものがなかった。仕方ないので、日本人はそれを高度な物質生活で紛らわせた。
また、日本におけるさまざま新興宗教の悪影響も一因だろう。日本人が抱いている宗教に対するイメージは、基本的に「あやしい」が主流だと思う。それは、オウム、統一教会、原理研究会などの宗教団体がさまざまな事件をおこし、それをマスコミが熱心に報道しているからだと思う。

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